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イザナギ は、 イザナミ にもういちどあいたいと、死者の国「 黄泉 」に向かいました。

そこは、太陽の光がとどかない、しずかなやみの世界でした。
イザナギ
は、
「いっしょに地上へかえろう。」
と声をかけました。
イザナミ はくらやみのなかからこたえました。
「 黄泉 の食べものを食べてしまったので、かえれないのです。どうか、 黄泉 の神さまにたのみます。そのあいだ、けっしてわたしのすがたを見ないでください。」
イザナギ はしんぱいで、つい灯をともしてしまいました。

すると、
イザナミ
はすっかりおそろしいすがたになっており、
イザナギ
はびっくりしてにげ出してしまいます。
イザナミ
はさけびだしました。
「よくも見ましたね!はずかしい!!」
おこったイザナミは
ヨモツシコメ
たちに
イザナギ
を追わせます。

イザナギ は ヨモツシコメ にブドウやたけのこ、ももをなげ、手下たちが食べものにつられているすきに 黄泉 から脱出しました。
イザナギ は 黄泉 の入り口を大きな岩でふさぎ、さけびます。 「もうきみには二度とあわない!」

イザナミ
はこたえました。
「なんてひどい人!それなら、私は毎日千人を殺します!」
イザナギ
「ならば、私は毎日千五百人が生まれるようにしよう。」
こうして、生と死のくり返しがはじまったのです。