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イザナギ
は、
黄泉
でよごれたからだを河で洗います。
これを「
禊
」といいます。からだをあらうたびに、その水しぶきやよごれから、たくさんの神さまが生まれました。

左の目を洗うと
アマテラス
が、右の目を洗うと
ツクヨミ
が、
鼻を洗うと
スサノオ
が生まれました。
さいごに生まれた神さまたちは、とても美しかったので、
三貴子
とよばれます。
イザナギ
は言いました。
「
アマテラス
は天の国、
高天原
を、
ツクヨミ
は夜の国を、
スサノオ
は海の国をまもりなさい。」

しかし、 スサノオ は 黄泉 の国にいるイザナミが恋しくて泣いてばかりで、海の国を守ろうとしませんでした。

イザナギ はおこりながら言いました。「しごとをしないのならここから出ていけ!」
スサノオ は出ていく前に、 アマテラス にあいさつにいこうと 高天原 に向かいます。

スサノオ のあまりのいきおいに山と川はどよめき、じめんはゆれてしまいました。
そのようすに
アマテラス
はおどろきます。
「きっと
スサノオ
が
高天原
をうばおうと攻めてきたのね!」

アマテラス
は武器をもち、
スサノオ
をといただします。
「なぜ来たのですか?国をみだす気ではありませんね?」
スサノオ
は言いました。
「うそじゃありません。わたしは姉上にあいたくてきたのです。」
ふたりは本当にそうかをためすために、「
誓い
」をすることにしました。
スサノオ
は
アマテラス
の持っていた玉を口に入れ、
はき出すと、たくさんの女神が生まれました。

アマテラス は スサノオ の剣を口に入れ、はき出すと、男の神さまが生まれました。
スサノオ は「わたしの心にわるいところがないから、やさしい女の子が生まれたのだ。わたしの勝ちだ!」と言って大喜びしました。

ところが、勝ったことにうぬぼれたスサノオは、 高天原 であばれまわりました。
田んぼのあぜ道をこわしたり、 アマテラス のお家をよごしたり、はた織りの小屋に馬を投げ込んだりして、ひどいいたずらを続けたのです。

これを見て悲しんだ アマテラス は、ついに「 天の岩戸 」という岩のへやにかくれ、入り口をぴっちりととじてしまいました。
