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神さまたちは相談して、あばれん坊だった スサノオ のつめを切り、高天原から追い出しました。

おなかがすいた
スサノオ
は、
オオゲツヒメ
におねがいしました。
すると オオゲツヒメ は、はなやくち、おしりからおいしいものを取り出して料理を作ってくれました。

それを見た
スサノオ
は、「食べものをよごして出しているのだな!」とおこって、神さまをきってしまいました。
たおれた神さまの体からは、お米や麦、豆など、たくさんの食べ物の種が生まれました。
神さまたちはこのたねをあつめて、田畑にまくことにしました。
スサノオ
は、
出雲
という国の川のそばにおりていきました。
すると、おじいさんとおばあさんが、一人の女の子を間にして泣いていました。

スサノオ
が「なぜ泣いているのですか」ときくと、
「八つの頭と八つのしっぽをもつおそろしい大蛇
ヤマタノオロチ
が、毎年やってきて娘を食べてしまうのです。
さいごのむすめ、
クシナダヒメ
ももうすぐ食べられてしまうのです。」と言いました。
スサノオ は、「 クシナダヒメ をわたしにくれるなら、 ヤマタノオロチ をたおしてみせましょう」と言いました。

スサノオ
は
クシナダヒメ
を櫛に変えて自分の髪にさし、強いおさけを八つの入れものにじゅんびしてまちました。
やがて
ヤマタノオロチ
がやってきて、八つの頭をそれぞれの入れものにつっこんでおさけをのみ、よっぱらってねむってしまいました。
そこを
スサノオ
が剣できりきざみ、みごと退治したのです。
ヤマタノオロチ のしっぽをきったとき、中からりっぱな 剣 が出てきました。

スサノオ は「これはふしぎなものだ。ぜひ姉上に差し上げよう。」と言って、 高天原 にその 剣 を送りました。
アマテラス は 剣 を受け取り、 スサノオ をゆるしました。

この 剣 が、のちに「 草薙の剣 」と呼ばれる宝物になりました。
オロチをたおした スサノオ は、 クシナダヒメ と 出雲 の須賀という場所にお家をたてました。

ふたりの間にはたくさんの子どもが生まれ、しあわせにくらしました。