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崇神天皇のころ、わるいびょうきがはやって、たくさんの人がなくなってしまいました。


天皇
がこまっていると、ゆめのなかに
オオモノヌシがあらわれ、「オオタタネコに私をまつらせるならば、びょうきも起こらず国も安らかになるだろう」と言いました。
その人をさがしだして神さまをまつると、びょうきはピタリとおさまりました。

この天皇
のとき、はじめてぜいきんをおさめる仕組みが整ったので、「はじめて国をおさめた天皇」とたたえられています。
崇神天皇のつぎにてんのうになった、
垂仁天皇には、
サホヒメ
という美しいおきさきがいました。

ある日、サホヒメ
の兄が「おっとと兄、どちらをあいしているか?」とたずねました。
サホヒメ
が「兄さまのほうが愛しいです。」と答えると、兄は、「私といっしょに天下をおさめよう。」と言って、ねている天皇をさすように小刀をわたしました。
そんなこともしらず、垂仁天皇
はサホヒメ
のひざまくらでねむっていました。

サホヒメ
はかなしくてさすことができず、なみだが天皇
の顔にこぼれて、けいかくがバレてしまいました。
兄はいねで作ったお城にたてこもり、サホヒメもそこへにげこみました。
サホヒメはお城をやく火のなかで赤ちゃんをうみ、赤ちゃんだけを
天皇のけらいにわたして、じぶんたちはなくなってしまいました。

その子はほのおのなかで生まれた子といういみの「ホムチワケ」と名付けられました。
ホムチワケは、おとなになってもおはなしをすることができませんでした。

ある日、空をとぶしらとりの声をきいて、はじめて言葉をはしました。
天皇
はよろこび、けらいにしらとりをつかまえさせますが、やはりホムチワケははなすことができませんでした。
こまっている垂仁天皇
のゆめのなかにオオクニヌシがでてきました。
オオクニヌシ
は「わたしの宮をきれいに直しなさい!そうすれば、ホムチワケははなせるようになる。」と言いました。


ゆめのおつげのとおり、ホムチワケに出雲の宮におまいりにいかせ、宮をきれいにすると、かれはやっとはなすことができるようになりました。
おまいりのあと、ホムチワケはヒナガヒメという美しい女の人にあい、すごしました。


しかし、ヒナガヒメのようすをこっそりみてみると、ヒメのしょうたいはへびだったのです。
おそれたホムチワケは、いそいでにげかえりました。